2022年1月19日一部データ更新
個人的には高速バスの“便利さ・快適さ・楽しさ”に気が付き利用する機会が格段に増えました。 しかし、そのことを友人に話したところ
「高速バスって怖くない?危険なのでは?」と言う声をいただきました。
確かに2012年に関越自動車道で、2016年に軽井沢で大型バスの重大事故が立て続けて発生したことを記憶している方も多いと思います。
その為、「高速バス」=「危険」と認識している人も多いのでは?と感じました。
そこで、高速バスの危険性や安全性を客観的に調査しました。
因みに2012年の関越高速での事故はツアーバスで2016年の軽井沢での事故はスキーバスで共に旅行会社主催するツアーに使われた貸切バスで高速バスとは異なります。
警視庁や国土交通省の2021年4月時点での直近データで2019年の資料を見ると高速バスの乗客が死亡する事故は0件でした。
1,この10年で交通事故は半減?!
まず驚いたのが、高速バスに関わらずここ10年で交通事故自体が激減していることです。。
2008年には766,000件発生した人身事故が
2019年には381,000件と半減しています。
因みに私が産まれた1970年代は交通事故により毎年15,000人以上の尊い命を奪われていました。私が高校生の80年代後半から90年代でも毎年1万人以上の方が亡くなっていました。
当時は交通事故が社会問題で多くの高校では、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」と言う「三ない運動」をスローガンにオートバイを禁止していました。
当時私は東京と神奈川の県境の東京側に住んでおり、都立高校では「三ない運動」は実施されておらず250ccのオートバイで神奈川県側の塾に通っていましたが、神奈川県立高校は「三ない運動」運動が実施されていたのでオートバイで通塾する人はいませんでした。
それから20年経過した2009年には、年間の交通事故での死者数は5,000人を下回り、2020年には2,800人まで減少しました。しかし、まだ毎年3,000人近い人が亡くなってしまうのは残念に思います。
2,高速バスの事故率は自家用車より圧倒的に低い!
2019年の交通事故発生確率は、
自家用車は1億キロ走行すると53.9回の事故が発生します。
乗合バス(高速バス+路線バス)は1億km走行すると34.3回の事故が発生します。
つまり理論上は自家用車は約213万キロ走ると1件の事故が発生し、乗合バスは291万キロ走ると1件の事故が発生します。約80万キロ(赤道20周分)の違いがあります。
291万キロは赤道72周分です。しかも、この一件は重大事故ではなく軽微なものも含めた交通事故です。
3,2019年乗客の死者数は0名です。
安全はとても大事です。 しかし、高速バスを運行しているのは神様では無く、人間です。その為、一定のリスクはあります。ゼロリスクはまだ難しいと感じています。
ではリスクはどの程度なのでしょうか?
高速バスは毎年のべ1億人以上のお客様が利用されます。その1億人以上のお客様のなかで、高速バス乗車中に交通事故で亡くなったお客様は2019年は0名でした。
つまり、生きていると、交通事故以外にも日常的に様々なリスクがあります。
ゼロリスクの社会はありえません。突然の病気や怪我に見舞われたり、自然災害や疫病に遭うこともあります。
高速バスは、それらと比べてリスクが格段に低いことが分かりました。
これは運行会社、自動車メーカー、警察、メディア、教育者、そして国民一人一人の努力により実現されていると強く感じました。
その後の高速バス(高速路線バス)乗車中の事故による死者数
2020年、乗客の死者数0名
2021年、乗客の死者数0名
2022年、残念ながら死者数2名。名古屋空港に向かっていた高速バスの死傷事故1件(運転手1名・乗客1名死亡)
更に安全な移動手段になる事を願います。
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当ブログでは、高速バスの新しい発見や活用方法の手助けとなるよう実際に体験し、感じた情報発信に努めてまいります。
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