東京から千畳敷カールへ─駒ケ岳ロープウェイのアクセス完全ガイド─

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東京・新宿 から 千畳敷カールへ

長野県・中央アルプスの千畳敷カール(千畳敷)へは、天空を渡る駒ヶ岳ロープウェイで一気に標高 2,612 m まで上がります。
しかし、麓から駒ケ岳ロープウェイ駅までの道路は一般車両が規制され通行できません。
東京から訪れる場合は鉄道や高速バスで「駒ヶ根駅」や「駒ヶ根インターバス停」「駒ヶ根バスターミナル」まで行き、路線バスとロープウェイに乗り換えるのが一般的です。

そこで本記事では、以下3つのアクセス方法を比較し、料金や所要時間、メリット・デメリットを分かりやすくまとめました。

鉄道利用:特急あずさ+JR飯田線で駒ヶ根駅へ
高速バス 飯田行き利用(駒ヶ根インターバス停[女体入口バス停]経由)
高速バス 伊那・駒ヶ根行き利用(駒ヶ根バスターミナル[すずらん通りバス停]経由)

ルート別 所要時間 & 料金 比較

下のグラフは、各ルートの総所要時間(分)と概算料金(円)を視覚的に比較したものです。料金には、現地の路線バスとロープウェイの往復セット券運賃が含まれており、時期によって変動する可能性がある点にご注意ください。

① 鉄道利用:特急あずさ+JR飯田線

目安時間:5時間30分

目安料金:約10,560円

運行本数(特急あずさ):約16往復/日

メリット
時間が正確で、座席が広く車内移動が出来る。

デメリット
料金が最も高い。乗り換え回数が多く、特に飯田線の本数が少ない時間帯がある。
JR飯田線 駒ヶ根駅はSuicaなどのICカードが未対応です。

特急「あずさ」の注意点

中央本線を走る特急「あずさ」は全席指定席です。自由席の設定がないため、乗車前に指定券を購入しておく必要があります。指定券を事前に予約すれば確実に座れますが、予約せずに当日乗車すると割高な「立ち席特急券」となり、座席が確保できないこともあります。早めの予約がおすすめです。

SuicaなどのICカードについて

JR飯田線では交通系ICカードが利用できず、現金での精算が必須となります 。東京側の改札をICカードで入場した場合は岡谷駅で改めて駒ヶ根までの切符を買い直しなどが発生、または駒ヶ根駅で現金精算が必要となります。 
あらかじめ乗車駅から駒ヶ根駅までの紙の乗車券を購入することをおすすめいたします。  

特急あずさ の時刻表・予約など(えきねっと)

高速バス 飯田行き利用(駒ヶ根インターバス停

目安時間:4時間30分

目安料金:約6,350円

運行本数:約12往復/日

メリット
早くて料金が安く、乗り換えが1回で済むためシンプル。
設備の充実。充電用コンセント/USBポート、フリーWi-Fi、トイレを完備、また多くの車両で靴を脱いで足を休めることができるフットレストが付いてます。

デメリット
週末などは交通渋滞による遅延リスクが高い。
女体入口バス停付近にお店が少ない

駒ヶ根インターバス停女体入口バス停)周辺のショップ案内

喫茶 ウッディ・ナナ (バス停から約350m 徒歩3分)
ビアンデさくら亭 (バス停から約450m 徒歩5分)
拉麺餃子 駒ヶ根雷音 (バス停から約500m 徒歩8分)
カントリー カフェ (バス停から約500m 徒歩8分)
B.B.ステーキ  (バス停から約700m 徒歩11分)
※上記の距離は駒ヶ根インターバス停からの距離です。

高速バスの時刻表・ご予約(ハイウェイバスドットコム)

高速バスはバスタ新宿からだけでなく
・多摩都市モノレール「甲州街道駅」から徒歩7分の日野バス停
・西武多摩川線「競艇場前駅」から徒歩10分の府中バス停
もご利用いただけます。
※府中バス停は一部の特急バスは通過します。

高速バス 伊那・駒ヶ根行き利用(駒ヶ根バスターミナル

目安時間:4時間45分

目安料金:約6,350円

運行本数:約12往復/日

メリット
料金が安く、乗り換えが1回で済むためシンプル。
設備の充実。充電用コンセント/USBポート、フリーWi-Fi、トイレを完備、また多くの車両で靴を脱いで足を休めることができるフットレストが付いてます。
バスターミナルは市街地に近く、買い物などに便利。

デメリット
週末などは交通渋滞による遅延リスクが高い。駒ヶ根インター経由より少し時間がかかる。

高速バスの時刻表・ご予約(ハイウェイバスドットコム)

高速バスはバスタ新宿からだけでなく
・多摩都市モノレール「甲州街道駅」から徒歩7分の日野バス停
・西武多摩川線「競艇場前駅」から徒歩10分の府中バス停
もご利用いただけます。
※府中バス停は一部の特急バスは通過します。


駒ヶ根エリアのバス乗り換え案内

どのルートで駒ヶ根に到着しても、最終的に乗車する「駒ケ岳ロープウェイ線」の路線バスは同じです。しかし、高速バスの降車場所や駅からロープウェイ行きのバス停までは少し歩く必要があります。この乗り換えは旅行者が最も間違いやすいポイントです。

路線バスのルート

しらかば平 ⇔ 駒ケ岳ロープウェイ
 
菅の台バスセンター ⇔ 駐車場(山麓の中心地)
 
女体入口 バス停 ⇔ 駒ヶ根インターバス停【ルート②
Google map
 
すずらん通り バス停 ⇔ 駒ヶ根バスターミナル【ルート③
Google map
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駒ヶ根駅 ⇔ JR飯田線【ルート①

路線バス の途中下車について

駒ヶ根駅などから往復乗車券やロープウェイとの往復セット券をご利用の場合でも「菅の台バスセンター」などで途中一旦下車は可能です。 乗務員に途中下車を伝えて、乗車券は見せるだけで渡さないでください。 再度、乗車する際に乗車券が必要となります。

混雑時には「しらび平」と「菅の台バスセンター」の間で臨時バスが運行されます。
帰路に「菅の台バスセンター」まで乗車した場合も下車時に駒ヶ根駅までの乗車券は渡さずに見せるだけでお手元にお持ちください。

その他のポイント

  • バスの混雑と待ち時間:ロープウェイは人気観光地のため、連休や紅葉シーズンにはバスの待ち時間が長くなることがあります。繁忙期や混雑時には路線バスもロープウェイも臨時便が運行されます。しかし、1時間以上待つ場合もあります。

高速バスの時刻表・ご予約(ハイウェイバスドットコム)


千畳敷や木曽駒ケ岳だけでなはない!最高のお酒が楽しめるエリア駒ヶ根

アルプスの美しく美味しい伏流水が湧き出る駒ヶ根は、ウイスキー・クラフトジン・マルスワイン・南信州ビール・日本酒等、様々なお酒の宝庫です。
特に「マルス駒ヶ根蒸留所」のウイスキーや「くらすわの森」のクラフトジンはお酒通の間で人気です。

千畳敷カールにお越しの際は、是非お酒も楽しんでください。 

お酒巡りには「駒ヶ根さんさんバス」をご利用ください。


【体験記】
登山初心者でも安心!千畳敷カール&木曽駒ケ岳 アルプス登山とお酒を楽しむ最高の2日間

「3,000m級の山に登ってみたいけど、初心者でも大丈夫?」そんな不安を抱えている方におすすめしたいのが、千畳敷カール&木曽駒ケ岳登山です。今回は実際に8月に体験した2日間の旅程をご紹介します。この旅の大きな魅力はアルプス登山だけではありません。
駒ヶ根さんさんバスを活用することで、ウイスキー・マルスワイン・南信州ビール・クラフトジン・日本酒などアルプスの水を使った様々なお酒を楽しむことが出来ます。

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